ななの日常茶飯事

読書好きの日記&読書記録

【第一話】私の小学校低学年の時の話【エッセイ】

全2話 私の小学校低学年の時の話をしようと思う。

 

の通っていた小学校は田舎の丘の上にあり、私は小学校に上がると同時にその地域に引っ越して来た。

当然、幼稚園が一緒の生徒は居ないし、友達もいなかった。田舎ということもあり、各学年1クラス20人いれば多い方。そんな小さな学校に通っていた。

 


朝家から30分ほど歩いて登校していたのだが、他所者が気に食わなかったのか、近所の高学年の人に毎日のように石を蹴り転がしてぶつけられていた。

 


がもともと住んでいた地域は、1学年3クラス以上あり人数も比べられないほど多かったので、小さいながら嫌われている子も少なくはなかった。

まさか自分が嫌われる側になるとは微塵も思っていなかったので、最初はびっくりしたが、1週間もすればバカバカしくなって気にもならなくなった。

 

1年生になった時点で私以外の10数人のクラスメイトは全員顔見知りで、私だけ転校生扱いされた。別に転校生でもなんでもないのにみんなの前で自己紹介をやらされ、どこから来たとか親は何してるのかとか執拗に聞かれたのを覚えている。

 


の当時、先生からも明らかに他の生徒と違う扱いをされていたと思う。

身に付けているものも他の生徒と少し違ったせいかもしれない。

言っちゃ悪いけど髪型も洋服も明らかに田舎の子よりはしっかりしていた記憶がある。

小さい頃から服や髪型のオシャレが好きで、新しい学校だからと意気込んでいた。今思い出せばそれが良くなかったのかもしれない。

郷に入れば郷に従え

 


そんな小さなコミュニティにいた時がない私は、すぐには打ち解ける事はできなかった。

そんな中ある事件が起きた。

 

つづく